皆さん、こんにちは!
この記事を読んでいただいているということは、妊娠前や妊娠中の栄養について興味を持たれている方々だと思います。妊娠する前から赤ちゃんのことを思って行動されている方々は本当に勉強熱心で素晴らしい行動力を持っています。きっと未来のお子さんも喜んで皆様の元に来てくれるでしょう。
それでは、本題に戻って妊娠前から気を付けておきたい栄養についてお伝えします
母子の健康の基本は食事
お母さんの健康と赤ちゃんの発育には、妊娠前から身体作りが大切です
しかし、若い世代を中心に1日のエネルギー摂取量も少なく、やせ(低体重)の割合が高いという現状があります。私の身の回りでもBMIではやせ型に該当するがそれが理想と言っている方が少なくない印象ですね
若い女性のやせや、妊娠期におけるエネルギーや栄養不足は、早産や低出生体重などのリスクを高めることが報告されています。妊娠前も、妊娠してからも、特定の食品に偏ることなく、食事の基本である主食・主菜・副菜を組み合わせて、バランスよく食べましょう
食事のバランスなどについてはまた別のテーマの記事で解説しようと思います
妊活中から特に注意して摂取すべき葉酸
それではここからは、妊活中や妊娠中の方が気を付けてもらいたい栄養素である葉酸について解説していきます
葉酸とは?
葉酸はグルタミン酸とも言われ、水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、ビタミンB群の仲間です。ほうれん草など緑の葉に多く含まれることから葉酸という名がつきました。
葉酸は、たんぱく質や細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する重要な役割があります。このため、赤血球の細胞の形成を助けたり、細胞分裂が活発である胎児の正常な発育に役立ったりするなどの大切な働きをしています。
葉酸は、ビタミンB12と協力して血液をつくる働きがあるため、欠乏症ではビタミンB12不足の際と同様、巨赤芽球性貧血という悪性の貧血がみられます。
妊活中から葉酸はなぜ必要?
妊娠前に葉酸の摂取が推奨されている一番の理由は赤ちゃんの神経管閉鎖障害という先天異常を予防するためです。この神経管閉鎖障害は妊娠の早い時期から起こります。受精後4週(妊娠6週前後)ほどで、脳や脊髄のもとになる神経管ができますが、この神経管が完全に管状にならないために起こるのが神経管神経障害で、無脳症や二分脊椎といった病気が起こります。日本では年間500人ほどがこの病気にかかっています。これらの病気は葉酸不足以外の理由でも起こりうる病ですが、葉酸を摂取していれば発症リスクをを50-70%下げられることがわかっています。ただ、ここで注意しなければならないことがあります。それは、妊娠がわかるのが早くても4週頃ということです。その頃にはすでに神経管は作られ始めているので、妊娠前から葉酸の摂取を心掛けていることが大切です。
葉酸は新しい赤血球を作ったり、妊娠初期の活発な細胞増殖に必要なDNAの合成を助けるなど、胎児の発育にとって欠かせない栄養素です。
天然由来葉酸と合成葉酸の体内利用効率
葉酸には、天然由来葉酸と合成葉酸の2種類があります。
天然由来葉酸とは、食べ物に含まれる葉酸のことをいい、消化管の酵素によって分解され、小腸で吸収されます。しかし、体内で利用されるのは摂取量の半分程度といわれています。
一方で、合成葉酸とは主にサプリメントに含まれている葉酸のことをいいます。
合成葉酸は、体内に取り込まれやすいため、摂取量の約85%が体内で利用されるといわれています。
市販されているサプリメントには、ほとんど合成葉酸が含まれています。
葉酸はどれだけ摂取すればいい?
下記の表にに女性の葉酸摂取の推奨量をまとめてみました
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
※厚生労働省.日本人の食事摂取基準(2020 年版)
神経管閉鎖障害を予防するためには、通常の食事に加えて、サプリメントなどで400μg/日(食品由来の場合は体内利用効率が悪いのでさらに必要)摂取することが望まれると日本人の食事摂取基準で示
されています。妊娠3か月以降は葉酸サプリを摂取するメリットは今のところないので3か月を目安にサプリメントの購入を検討してみてください
葉酸は神経だけでなく赤血球を作るのにも欠かせない栄養素であり、赤ちゃんにとっても重要です。このことから妊娠3か月以降でも食事から葉酸を摂取することの意識は大切です。こうした理由で厚生労働省が発表している妊娠3か月以降の推奨量数値も上がっていますね
※葉酸サプリを摂取する際の注意点
過剰摂取で健康障害を引き起こす可能性があるので、サプリメントから 30~64 歳は 1,000μg/日、その他の年齢では900μg/日を超える葉酸を摂取すべきではありません
文献: 厚生労働省.日本人の食事摂取基準(2020 年版)
葉酸が多く含まれる食品
葉酸を多く含む食品には、
・緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリー、アスパラガスなど)
・枝豆、干し椎茸
・レバー
などが挙げられます。
葉酸はブロッコリーやほうれん草など、普段の食事に取り入れやすい野菜に多く含まれているので、積極的に利用してみましょう。
※調理時の注意
葉酸は水に溶けやすい水溶性のビタミンなので、ゆでたり煮たりするよりも炒めたり揚げたりする方が食品中に残る割合が多く摂取しやすいと言われています。ただし葉酸は熱にも弱いので、加熱し過ぎにも注意が必要です。
葉酸摂取におすすめのサプリメント
ここからは我々夫婦が実際に購入していたサプリメントをご紹介します🍀
それはエレビットです!
エレビットを選んだ理由は大きく3つあります
1.葉酸の含有量が800μg
「葉酸はどれだけ摂取すればいい?」で述べたように葉酸の妊活中〜妊娠3ヶ月までの葉酸の摂取推奨量の400μg〜耐用上限量の1000μgの範囲内である800μgであるので充分な葉酸を摂取できます
2.妊娠中に必要なビタミン、ミネラルも一緒に摂れる
食事摂取基準に基づくビタミン・ミネラルが葉酸と共に配合されているので、たくさんの種類のサプリメントを購入しなくてもエレビットだけで補うことができます
主なものとして、骨の形成に必要なビタミンD、カルシウム、マグネシウム。葉酸代謝のはたらきを助けるビタミンB6やビタミンB12、ビタミンD。血液の生成に必要な鉄やビタミンB12などの成分が入っています。この3つの効果を上げるだけでもビタミンB12やビタミンDが重複していますよね。それだけビタミンの存在も重要なのです。
3.大手製薬メーカーが作る商品である
サプリメントは同じ成分が入っているものでも色々な種類があり、値段も様々ですよね
私たちが購入していたエレビットは難点として値段が高いことがあります
値段が高くなる一番の要因は大手メーカーが製造していることです。試験にはもちろんお金がかかるのでその分どうしても高価になってしまいます。ではなぜ、大手メーカーが良いのでしょうか?
- 安全性や効果に対する試験を行っている
- 成分の含有量が信頼できる
この2点が重要な理由は、サプリメントは作ろうと思えば誰でも作れるからです。もちろん私たちもです。サプリメントは医薬品と違って食品に分類されているので国の審査などはなく、サプリメントと名前を付けてどんなものでも、誰でも販売することができるのです。
また、記載されている内容や容量は常に正しく表示されているわけでもありません。サプリメントは錠剤やカプセルが多く中身が本当に正しいものかは購入者にはわからないので詐欺に狙われやすい商品です。中には主成分が全く入っていないダメサプリメントが販売されているケースも。今はネットで簡単に購入可能な時代なので知らぬ間に詐欺まがいの商品を購入してしまう可能性もあります。
こうした危険から守るためにも、特にサプリメントは少し値段はかかるかもしれませんが、信頼のおけるメーカーを選んでください。
私たちは妻と子供の安全が第一だったこと。また、ずっと飲み続けるサプリメントではないと考えていたので値段は気にせずエレビットを購入することを決めました
幸運なことに飲み始めて2ヵ月で子供を授かることができ、その後3か月間はエレビットにお世話になりました。今では産まれてきた息子も元気にスクスクと育ってくれています
最後に
葉酸についての記事はいかがでしたでしょうか
葉酸はあまりなじみのない栄養素だとは思いますが、なじみがないからこそ注意して摂取したい栄養素です
まだまだ子供のことに関してわからないこともたくさんあるとは思います。ただ、誰しもが最初はわからないものです。少しずつ学び、経験し、親子共に成長できるようこれからも頑張っていきましょう
最後まで読んでいただきありがとうございました
ハルタクファミリー
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